組織の外部環境は絶えず変化しています。
どのような環境においても事業を継続するためには、内部環境も変化に適応しうる体制に整えなくてはなりません。そのための第一ステップはまず組織目標に対して現状がどうなっているかを把握することですが、昨今では組織の大小を問わず何らかの組織診断を導入したり、人事アセスメント等を定点的に実施する企業は珍しくないでしょう。
現状把握の次に問題の把握・課題の抽出といったステップがあり、次にそれらの解決策としての施策を実施し検証するといったステップがあります。しかし、「人」は経営資源のなかでも流動的であり、また組織はキャリアの発達段階が異なる人の集まりであるため、人事施策の定点観測や効果測定の指標については意見が分かれるところです。
とはいえ、さらなる成長発展のために経営資源としての「人」に投資していくのであれば、人事施策への投資対効果や費用対効果を何らかの指標で検証し評価し続ける必要があるといえるでしょう。