人生においていくつかのキャリア目標を明確にし、それらを達成していくプロセスにおいて、人は数々の変化やチャレンジに直面することがあります。そのような転機を好機に変えていく道程では、自身の力で乗り越えていけるものあれば、他者のサポートによって一気に前進できるものもあります。より高い目標達成をより速いスピードで実現したいときには、専門知識を持つ経験豊富なプロフェッショナルコーチの支援が有効なケースがあります。

キャリア目標とは、仕事やビジネスに限ったものではなく家庭生活、学習（自己啓発）、地域社会での活動、趣味、実現したい夢など、生涯にわたり人が果たすべき役割や自己実現の形です。

AI（人工知能）の進化をはじめ情報化・グローバル化が急激に進む現代において、昨今では世界的規模でSTEAM教育の重要性が高まっています。日本でもこのような変化の激しい時代に、自ら未来を切り拓いていける人を育てるという目的から、2020年から21年にかけて小中学校では新しい学習指導要領が導入されました。学生だけでなく、成人にとっても社会の劇的な変化と共に職業観やキャリアの形態が益々多様になっています。

 こうした時代の転換期にあり、また世界的パンデミックという先が読みづらい状況のなかで私たちが自分らしく幸福なライフキャリアを送るために、どのような心持が求められているのでしょうか。

 社会が変化し人々の進路やキャリアがどれほど多様化したとしても、夢や目標を掲げそれらを実現していく力の源泉はいつもその人自身のなかにあり、気づきや学びを得て人は成長していきます。コーチングにおいて、コーチはどんな時でもクライアントの可能性を信じて寄り添い、クライアントの目標を最も望ましい形で、実現するまで支援をしていきます。コーチングが米国で生まれ日本に広まってから久しいですが、今まさに必要とされている実践的な支援の形なのかもしれません。